立命館大学グローバル教養学部が 2019年4月いよいよ開設!

立命館大学グローバル教養学部は2019年4月に開設したばかりの新しい学部です。

実は学校の先生が1、2年前から、「今度立命館大学におもしろい学部ができます。立命館とANU(オーストラリア国立大学)の両方の卒業証書が取れるのは画期的です」とのお話を聞いてたので、興味を持っていました。
(保護者会に出席すると新しい情報が入ってくるので助かっています。認定校選びは重要です!)

ここ最近では新聞などでもかなりの広告があったような気がしまして、ますます気にかかっていました。
たまたま説明会に参加することになり、大学の方から直にお話を聞くチャンスに恵まれましたので、まとめてみたいと思います。

グローバル教養学部の基本情報

学部・学科グローバル教養学部・グローバル教養学科
取得できる学位立命館大学:学士(グローバル教養学)
オーストラリア国立大学:学士(アジア太平洋学)
開設時期2019年4月
キャンパス大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)
修業期間4年間(うち1年間はオーストラリア(ANU)で学修)
定員100人(国内学生30名、国際学生70名)
入学時期4月、9月
年間授業料230万円(入学金別途 30万円
グローバル教養学部 3つの特徴

①ALL ENGLISH(全て英語で学ぶ)
②2つの大学の卒業証書
③リベラルアーツ教育

リベラルアーツとは

最近耳にする言葉ではありますが、正直よくわかっていなかったので調べてみました。

東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院長 上田 紀行教授が、こちらでとても分かりやすくまとめてくださってます。

IBの考え方と非常に通じるものがあります。文系だ!理系だ!と、どちらかに偏った知識だけでは社会の役に立つことは難しく、むしろ幅広い「教養」を持っている人が今必要とされている。

また複雑な現代社会の問題は、一つの正解を見いだすことが難しい。求められることは正解を見つけることよりも、ものの考え方・感じ方が違う人たちの中で、いかにほかの人たちの立場を理解し、自分の主張も述べ、共存していくかということ。

リベラルアーツは幅広い知識を身につけ、異なる考え方やアプローチ方法が理解できるような総合力を身に着ける学びです。

私の説明では言葉足らずです。ぜひ、こちらを一度お読みになってください。

立命館大学とANUのデュアルデグリープログラム

さて、デュアルデグリープログラムといえば立命館グローバル教養学部の目玉商品となりますね。大学4年間で2つの大学の卒業資格を得ることができます。しかも「オーストラリア国立大学」の学士です。

余談ですが、デュアル=2つの、デグリー=学位 という意味です。

学生(4月入学の場合)の4年間のざっくりしたスケジュールは以下のようです。

1年生は大阪いばらきキャンパスでグローバル教養学の基礎を学び、
2年生は大阪にいながら立命館とANUのカリキュラムも学び、
3年生はオーストラリアでANUのカリキュラムを学び、
4年生で立命館とANUの学びの集大成に励む。

4年間のうち1年間はオーストラリアで過ごすことになります。

ANUについて

オーストラリア国立大学(英語: The Australian National University、略称:ANU)はオーストラリアで唯一の国立大学。
所在地は首都キャンベラ
QS世界ランキング2019年では、世界で第24位の名門校。

立命館とのデュアルデグリープログラムにて提携する学部、「アジア太平洋学」では、アジアの国際社会の変化など地域に根差した学びを深めます。

世界の名門校ANUの学位取得は、やはり魅力ですね。

学費などお金の話

さてさて、出ました!お金のお話です。

いいことばかりではありませんね、やっぱり。(汗)
想像はしておりましたが、やはり学費は高いですね。

入学金が300,000円、年間の学費が2,300,000円とのことです。ふ~む。
詳しくはこちらを。

以下は補足です。説明会での資料にある文言をそのまま引用します。

デュアルデグリープログラムの履修に関し、オーストラリア国立大学が実施する授業について、授業料の別徴収は行わない。ただし、日本およびオーストラリアでの受講に関わる渡航費・寮費・生活費などは別途必要。

とのことです。

ただし、学部独自の給付型奨学金があるそうです。

①立命館大学海外留学チャレンジ奨学金

【概要】オーストラリア国立大学に留学する際に給付される奨学金
【給付期間】3年生時の2学期間(1年間)
【金額】300,000円
【対象者】グローバル教養学部生全員

②グローバル教養学部海外教学プログラム奨学金

【概要】オーストラリア国立大学に留学する際に給付される奨学金
【給付期間】3年生時の2学期間(1年間)
【金額】700,000円
【対象者】グローバル教養学部生全員

はっきり言って、上記2つの奨学金の違いがよくわからないです。
いただいた資料のこの書き方では①も②も、もらえるのだとは思うのですが。
気になる方はぜひ直接確認してみてください。

でも2つ合わせて100万円いただければ、渡航費や寮費などがそれなりにまかなえそうですね。

それと、ちっちゃい※印が2つ付いていました。

※1 立命館大学海外留学チャレンジ奨学金は2021年度に内容が変更となる場合があります。(減額しないで~)
※2 一部の奨学金を受給する場合は対象外となる可能性があります。

入試と出願要件

さぁ、後半は厳しめのお話が続きますよ。(苦笑)
入試と出願要件です。

下記の図は公式ホームページより 

立命館グローバル教養学部入試スケジュール
立命館グローバル教養学部AO入試
立命館グローバル教養学部 4月入学
立命館グローバル教養学部 9月入学

AO英語基準入学試験(English Basis)は外国籍を持つ方のみ出願可能なので、日本人の志願者は4月入学の赤丸の①と②に該当します。

該当する入試としては
●AO選抜 「4月入学総合評価方式(10月選考)」入学試験
●AO選抜 「4月入学総合評価方式(12月選考)」入学試験
●帰国生徒(外国学校就学経験者)入学試験 注3

注3:日本国籍を有する方もしくは日本に永住権を持つ者で、外国の正規の教育制度における日本の中学校・高等学校にあたる課程で、通算2年以上の教育を受けた方(日本の高等学校のうち国際バカロレア認定校のIB ディプロマコースや外国の正規の教育制度による卒業資格を取得できるディプロマコースも該当)のみ出願可能です。

国際バカロレア生は帰国生徒入学試験にも出願可能とのことです。

この3つの入学試験で、国内学生の定員は30名です。
これは非常に厳しいですね…(泣

いや、実際にはもっと少ないのでは、と思っています。

というのも2019年度のGLA入試概要で募集人数を確認すると、学内特別選抜(付属校のことですかね。)や推薦入学試験(指定校制)用の定員が少なからず確保されていましたから…

さらに難関になっています…。

出願要件

さらに厳しいことに、英語力が問われます。
誰でも入試を受けられるわけではなさそうです。

以下のいずれかを出願時点で取得しており、証明書によってそのスコアを証明できる者(2019 年 5 月 13 日 立命館大学入学試験委員会議決)

① IELTS(Academic Module) :Overall Band Score 6.0 以上(各コンポーネント 5.5 以上)
② TOEFL iBT®テスト :68 点以上(Writing セクション 18 点以上)
③ Cambridge C1 Advanced(CAE) :Overall Score 169 点以上(各サブスキル 162 点以上)
④ PTE アカデミック :Overall Score 57 以上(各コミュニケーションスキル 50 以上)
2020 年度 AO 選抜 グローバル教養学部「4 月入学総合評価方式(10 月選考)」入学試験 入学試験要項

馴染みの資格で換算すると、TOEICで645点、英検準1級に相当します。

ただし国際バカロレア資格取得者(および見込み者)は、英語外部試験の証明書の提出は不要とのことです。
ただし、ただし、万が一IBの資格が取れないと大変なことに…

*国際バカロレアの課程を英語で履修し、国際バカロレア資格を取得した者(見込みを含む)は資格試験の証明書の提出は不要です。
ただし、2020 年 3 月 31 日までに国際バカロレア資格を取得できない場合は、入学を許可しません。

甘くはないぞ!デュアルデグリー

最後にもう一つ厳しいお話。 入学後にも厳しいハードルが2つあります。

一つはアカデミック・ハードル(成績)、もう一つはイングリッシュ・ハードルです。

学力基準である「アカデミック・ハードル」は、ANU GPA換算で4.000以上を取得することです

イングリッシュ・ハードルとは、TOEFL iBT® テスト80点以上(その他定められた同等の英語能力試験スコア)の語学力を指します。

なかなか厳しいではありませんか。
ただし大学側でもサポート体制があり、スコアに届かない学生への英語クラス「English as a Second Language」を無償で提供してくれています。非常に良心的です。

万が一基準に達しなかった場合は???

入学後最初の32単位分の履修終了時に行われるハードルの判定は、たった一度だけです。
大変厳しいですが、基準に達しない学生は、デュアル・ディグリー・プログラムにおける履修の継続が認められないとのことです。
当然ANUの学士号(アジア太平洋学)は取得できません。

ただし、立命館大学の科目において2年次以降の学びを完成させ、卒業することで、立命館大学の学士号(グローバル教養学)は取得することができます。

私たちの時のように、遊び惚けて4年間を過ごす時代ではないようです。
本気で勉強して、ほんものの実力を身に着けて、貴重な4年間を過ごしてほしいですね。

今考えてみれば、「大学4年間=遊び惚け=堕落(←私だけ?)」はおかしいですよね。

当事者の自分が言うのもなんなのですが、そういう由々しき事態を見過ごしてきた甘さというものが、失われた30年につながっているように思えてなりません。今大人になった私達は自分事として責任を感じ、もっと真剣に諸問題に向かい合わなければならないと思います。

まとめ

グローバル教養学部の魅力的なところ

①オーストラリア国立大学の学士取得
②ALL ENGLISHでの授業
③新しい施設・国際寮
④アジア太平洋学という学問(子供が興味あるかは不明ですが。)

2019年9月開設予定の国際寮はすごく魅力的ですね。
国際学生:国内学生が7:3のグローバル教養学部の寮となれば、居ながらにしてもう海外留学の雰囲気ではないでしょうか。楽しそうですね。

詳しくはこちら
 ↓↓↓↓
立命館大学OIC分林保弘記念国際交流館(仮称)建築工事安全祈願祭を挙行

グローバル教養学部の難題

①学費が高い。
②狭き門

学費は高い!とは思いますが、海外の(私立)大学に行くことを思えば、想定の範囲内でしょうか。ましてや2つの大学を卒業できることを考えれば、決して高くないかもしれませんね。

以上、気になっていた立命館大学グローバル教養学部のレポートでした。
こんごも気になる大学を調べていきます!