国際バカロレアではEssay(エッセイ)が超重要

エッセイという言葉、例えば書籍で「○○さんのエッセイ集」のような形でよく聞く単語
であるとは思います。

けれど私にとって、わかっているようでわかっていない単語の一つです。

調べてみますと

エッセイ:
自由な形式で、通常はある1つのテーマをめぐって書かれた散文。(以下略)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

だそうです。

ところが、子供たちを国際バカロレア校に通わせるようになって、エッセイの意味合いが
変わってきた、というより広がりました。

英語でいう「essay」は随筆というような意味もありますが、どちらかというと「小論文」
といった方がピンときます。

慣れない頃は子供たちが、
「タスクでエッセイが出てるんだ。」

なんて聞くと、おいおい君は作家さんかい!なんて思ったりもしたのですが、
そうじゃなかったみたいです。(笑)

とにかくIBの勉強ではエッセイ、エッセイ、エッセイです。

要するに常に自分の意見をまとめて発表することが求められているんですね。

しかもテーマすら出されていなくて、自分自身でテーマを見つけることから始めなければ
いけない場合が多いように感じます。

エッセイの構成を理解する

しかしながら日ごろ問題意識の高い教育を受けていますので、「何書こう…」という点
では迷わないようなのですが、ここで大きな壁が立ちはだかるのです。

それは、エッセイの書き方なんです。
この点では「自由な形式で~書かれた散文」というのは当てはまらないのです。

しかもMYPも年次が上がるとより「アカデミックなエッセイ」を求められるようになります。
このままDPに行って鍛え上げられれば、大人顔負けのessayとなります。間違いなく。

それにしても「もっとアカデミックに!」と言われても何を?とポカンです。

academicの意味は➔学問の、学園の

要するに学問的に書けってことなんですね。

そして勉強していくうちに、エッセイには書き方の形式があることがわかってきました。

essayには書き方がある

ここでは子供たちの学校で使っている教科書を使いながら、私のわかることをシェアして
いきたいと思います。

IB生の皆さんは先生に直接聞いてくださいね。

どちらかというと、私のようによくわからないけど、お子さんが学んでいることを少し
でも理解したいなっていう方に読んでいただきたいページです。

英語に長けていらっしゃる方はスルーしてください。

使っているのはこの教科書です。
いい感じでボロボロですが、勉強してというよりは、扱いが悪くてだと思います。(泣)

国際バカロレアではエッセイが重要

その名もLongman Academic Writing Seriesです。アカデミックライティングですよ!

この中のESSAY Organization のチャプターから読み解いていきますね。

ちなみにこのOrganizationという言葉は、よく使われますね。辞書引くと組織とか団体とか
お堅い意味が出てきますけど、もっと軽い意味で「構成」とか「仕組」みたいな感じで
使われることが多いような気がします。

ということで、エッセイの構成と訳せるのではないかと思います。

このチャプターで学ぶことはこちら。
↓↓↓↓

国際バカロレア エッセイの書き方

エッセイの構成

IBで求められるessayのレベル

ここからは私が重要だと思ったところの覚書を紹介していきます。

ESSAYについて

★Essayは、introduction、body、conclusionの3部構成になっている。

★Essayは、筋が通っていて、1つのtopicに統一されていること。

★transition Signalをうまく使い段落と段落をLinkさせる。

introduction Paragraphの補足

★エッセイの一番最初の段落。
 読み手を引きつけ、エッセイのトピックを伝える役割を持つ。

★(今回紹介する手法はファネル(funnel:漏斗 じようご・ろうと)という種類の
イントロダクションの手法)

ファネル イントロダクションでは、いくつかのGeneral Statementsと一つのThesis
Statement(通常イントロの最後)で成り立っている。

General Statementsでは、読み手の興味を引きつける。

Thesis Statementでは、このエッセイの本題と筆者の主張したいことを述べる。

★イントロでは、内容を詰め込みすぎないこと。3~7文で充分。読み手の興味をなるべく
速やかに本題に導く。(ろうとのように狭める。)

body Paragraphsの補足

★エッセイのbodyは、1~数個のパラグラフ(paragraph:段落。内容的に関連のある複数の文の集まり。)から成り立つ。

★それぞれのパラグラフは1つのtopic sentence と、何個かのsupporting sentence
とで成り立っている。

★それぞれのパラグラフごとにconclusionはある場合となくてもよい場合がある。

★それぞれのパラグラフは筆者の主張を説明したり、さらに詳しく述べるものである。

Concluding Paragraphの補足

★conclusionはエッセイの最後のパラグラフ。

★conclusion3つの目的
 ①エッセイの最後であることを示す。
 ②筆者の言いたかったことを思い起こさせる。
 ③筆者の最終的な考えを伝える。

★conclusionは筆者の主張したかったことを繰り返したり、bodyで論じたことのまとめや
振り返りでもよい。

加えて、もしくはそれに替えて、筆者の最終的な考えを伝えるものであってもよい。

以上、子供たちに便乗して学んだESSAY Organizationについてのシェアでした。

Essayにも書き方があることを知った私の感想

「こういうこと、教えて欲しかった~!」

というのが私の率直な感想です。
皆さんはこんな勉強されました?

学校から教えてもらうことも、試験に出されることも、はたまた入試で求められることも
なかったように思います。

英語の勉強といえば、単語覚えて、選択問題・穴埋め問題が解けるようになる。時に長文読解。

たまに英作文もあるけど、自分の意見を述べるものでなく、あらかじめ日本語で書かれて
いる文章を英語で書く種のものでした。

こういう勉強だったから(?)、私たち世代が自分達の意見や研究のテーマを世界に向け
発信することが、どうも苦手なようです。

これでは世界で勝負できる人材は育たない。

国際バカロレアの勉強は、本当に気付かされることが多いです。

重要なことは、アカデミックなEssay書き方もさることながら、自分(筆者)の主張は
何であるのかを探り、そのことにこだわり、根拠を持って結論付ける、この思考回路ではないでしょうか。

この訓練(思考回路)が私達日本人に足りてないんじゃない?