>>>この記事はこちらの記事の続編です。

国際バカロレアを活用した大学入学者選抜の注意点

まずはこちらの表をご覧いただきたいのです。

こちらの表「国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例」は文部科学省のHPで
公表されているものです。
文科省のものですから、ある程度信頼できると思います。

ちなみにこちらは、私がエクセルに同じ内容を書き換えたものです。
色分けもしたので、もしかしたらちょっとだけ見やすいかもしれません。
よかったらどうぞ!
↓↓↓↓
見やすいバージョン➡国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例(平成29年10月現在)

現役IBママとしては、とーっても嬉しい資料なんです。
学校の保護者会でもいつも配ってくれています。

今回は29年10月現在のものを見ていきましょう。

まずは注意書きをチェックです。

国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例(平成29年10月現在)
【注】
・日本の学校の卒業生を対象としているものを掲載しています
(いわゆる帰国生や留学生に対象を限定しているものを除く)。
・本資料は各大学へのアンケートに基づき文部科学省にて作成したもので、
必ずしも全ての情報を網羅しているわけではありません。
また、実際の出願等にあたっては、各大学より最新の情報を入手してください。
・この資料での試験開始実施年度は、入学年度ではなく、
試験が行われる年度として掲載しています。
(例:平成29年度実施試験=平成30年3月までに実施される試験のこと)

1つめの注意書き。

日本の学校の卒業生を対象としているものを掲載しています
(いわゆる帰国生や留学生に対象を限定しているものを除く)

とありますね。これは嬉しいです。
つまり日本で国際バカロレアを学んでいる生徒たちにチャンスをくれてます。

2つめの注意書き

必ずしも全ての情報を網羅しているわけではありません。
また、実際の出願等にあたっては、各大学より最新の情報を入手してください。

これはもっともな指摘です。
この表に限らず、ネット上の情報が必ずしも正しいわけではありません。
当ブログも例外ではありません。m(__)m
実際の手続きの前に、必ず各大学の最新情報を確認するようにしてくださいね。

3つ目の注意点ですが、
この表は「平成29年度実施試験=平成30年3月までに実施される試験」について
まとめたものであるということです。
おそらく現段階では最新ではないかと思います。

この表によると現在は54大学で国際バカロレアを活用できる大学受験が
導入されています。

入試の名称は「国際バカロレア入試」とダイレクトな名称から、
「AO入試の一部」であったり、「推薦入学」の類であったりします。

国際バカロレア資格者限定で門戸が開かれた?

もう少し詳しく見ていきましょう。
対象者の欄には「国際バカロレア(IB)資格者のみ」の場合と
「IB資格者以外対象」の場合とがあります。

ここは特にチェックが必要ですね。
IB資格者のみと、資格者以外も対象とでは、結構な温度差があると思います。

 

国際バカロレア資格者のみが対象の大学受験の一例

数えてみましたら、国際バカロレア資格者のみを対象とした大学受験は
54校のうち、21校でした。

思った以上に多く感じました。
人気の私立大学、慶応や立教でも行われているようです。

ただし、当然といえば当然ですが…
引用
※ 国際バカロレア資格を取得見込みで出願した者が、平成30年3月31日までに
国際バカロレア資格を取得できない場合は、合格が取消となります。

ということで、大学から合格がもらえても、IB資格をしっかり取得するまでは
気が抜けないということです。
当然ですね!(笑)

中には具体的に評価(スコア)が何点以上必要とか、大学入試センター試験で本学が指定し
た教科・科目の受験が必要とか、そもそも取得見込み者は除くなど、
細かいけど重い条件も設けられていますので、興味がある学校のことは事前に
詳しく調べておく必要がありそうですね。

えっ?医学部に国際バカロレア資格が使えるの?

これは大学を選ぶ時の重要なポイントかもしれませんが、
「何を学ぶためにその大学に行くのか」をじっくり時間をかけて考えておきたいところです。

というか、私自身の失敗であったかもしれません。
ついつい大学名に気がとられて、何を学ぶつもりなのかはなおざりです。

これでは大学に入ったはいいけど真剣に勉強するはずもありません。
お金を工面(苦面?)して大学に入れてくれた両親には本当に申し訳なく思っています。

話が逸れましたが、この54の選択肢の中に、大学名ではなくて、
やりたいこと・なりたい職業のことが学べる学部があるのかを見ていただきたいのです。

私は先入観で、きっと国際関係学部といったような学部を想像していたのですが、
実際にはそうではありませんでした。

実際には学部は多岐に渡っています。
法学部、経済学部、文学部、理学部、工学部、建築学部、芸術学部…

そしてなんと中には医学部、歯学部もあるのです。
びっくりでした…

国際バカロレアが医学部受験に使える。

 

かの京都大学では特色入試として「医学部医学科」で「5名」の募集です。
順天堂大学では国際バカロレア資格者のみ対象として5名程度です。

でも、なんかわかります。
お医者さんの業界でも新しい発想や探求型の人材が必要なんじゃないかと思います。

頭がいい方やお金持ちの御子様には普通の枠で受けていただいて。(笑)

新しい発想で医療の現場に新しい風穴開けてみたい!

そんなIB生徒がどんどん活躍してくれるようになると嬉しいですね。

6大学のほとんどがバカロレア入試の枠を準備

六大学が何だというわけではないのですが、
「国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例」の表の中には、
東京大学・慶應義塾大学・立教大学・法政大学と6大学の名前がずらりです。

ちなみに(東京)六大学は
東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・立教大学・法政大学となります。

表に名前のなかった早稲田大学と明治大学のことも調べてみました。
(母校でもある早稲田大学は、前年度の表には載っていたようです。)

大学HPで調べたところ、国際バカロレアのみでごうかくできるわけではありませんが、
合否判定材料の1つとしてみなしてくれるようです。

明治大学もまた国際日本学部イングリッシュ・トラック入学試験や
グローバル型特別入学試験という名称の試験が既に導入されていて、
その中で国際バカロレアの資格が活用できるようです。

つまり、六大学全てでなんらかの形で国際バカロレア資格がメリットを
受けられるということです。

多くの場合AO入試の一種のような扱いです。
AO入試は近年では一般的になってきましたね。
大学側でも、これまでのように暗記付けの知識を持った学生ばかりが
欲しいわけではないのでしょう。

今後のバカロレア入試拡大への期待と課題

国際バカロレアがあれば合格できるというものではありませんが、
活用できる大学受験も着実に増えています。

見やすいバージョン➡国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例(平成29年10月現在)では、
募集が20人以上の受験にグリーンの色付けをしました!
↓↓↓↓

「若干名」という狭き門もあれば、数十人以上の比較的入りやすい?門もあります。
さらには、国際バカロレア(IB)資格者のみを対象としているのか、
それ以外の人たちも対象にした受験なのか(←黄色でマークしています。)
そのあたりの兼ね合いも参考にしてみてくださいね。

 
ただし、私が疑問に思うことは、
国際バカロレアを活用した入学試験の実際の結果です。

もちろんいろんな要素が混じっているので合格者が何人とは言いにくいところでは
ありましょうが、国際バカロレア資格者の合格人数や合格率のようなものも
公表してくれるといいのになと思います。

これだけの大学が資格者に門戸を開いてくれてはいるけれど、
実際どれだけの結果(合格人数)なのかを知りたいです。

若干名の募集って。(汗)
結果1人も採用してないことだってあり得ると思うのです。
これでは受け皿でもなんでもないです。

学生が、大学が、社会全体が、本気で「世界で渡っていける人材」を作る気なら、
今こそ変わるときです。

おそらく、国際バカロレアを活用できる入学試験は今後さらに増えていきます。
文科省の方では認定校を200校まで増やす計画ですから!

ご興味のある方はぜひバカロレアのこともっと調べてみてくださいね。