国際バカロレア認定校が思うように増えない現状

「国際バカロレア」少しは聞いたことがあるという人も増えてきたかもしれませんが、
まだまだですよね。というのも教育関係の方や、メディア関係の方ではない、
一般の人の耳に入ってくるには、やはり教育の現場に広まってこなければ、
実際知りえるチャンスがないと思います。

つまり、「うちの子供、国際バカロレアのプログラムで勉強してるよ!」とか
「大学の入試はIB受験を考えてるんだ!」なんて身近な話になってこないと
ピンときませんよね。

 

 

ところが、肝心の認定校が増えていないのです。
※国際バカロレアのプログラムで学ぶには、国際バカロレア認定校に通う必要があります。

これではなかなか身近に感じられませんよね。

政府は、グローバル人材育成の一環として、IB認定校等を全国で2020(平成32)年までに
200校以上にする方針を掲げています。 確かこれ、当初は2018年までにだったようですが…

計画の遅れにより、2020年に延期されたようですね。(涙)

たった今こちらで調べたところ、58校でした。

でも1か月前よりも増えているような気が。

とはいえ、まだまだ、58校/200校。
計画に対しては4分の1ちょっとですね。

しかし、このように認定校が増えないのにはメリットだけではなく、
問題点があるからなのです。

 

なぜ広がらない?IBの問題点を考えてみた

色々調べていますと、国際バカロレアの問題点はいくつかあるようです。

例えば、このプログラムを理解して教えられる教員がいない、とか、
学校によって内容に質に差があるとか、英語の問題であったり…

ですが、現役IBママが一番に肌で感じるのは「お金」と「選択肢の少なさ」です。
この2つは連動しているかもしれませんね。

「お金」は単純に学費のことです。
正直学費はめっちゃ高いと思います。

だってよく考えたら普通義務教育はただで受けられるのですから。

これまで注いだ教育費が、身になっていればいいのですが…
っと、これは言ってはいけないセリフです。(笑)

少しIBについて関心を持たれて調べていらっしゃる方なら、
もうすでに感じていると思います。

国際バカロレア認定校は、ほとんどがインターナショナルスクールか
私立校なのです。

正直、学費はかかります。(汗)
特にインターナショナルスクールは授業料(tuition)が高いことで有名ですよね。

詳しくはこちらの記事も参考にしてくださいね。
   >>>国際バカロレアと気になるお金。IB認定校にかかる費用は?

 

2つ目の「選択肢の少なさ」は、上記でも触れました「認定校の少なさ」です。

仮に国際バカロレアがすごく気に入ったとしても、地域にそれを学べる小学校、
中学校、高校がなければ、学ぶ機会を得られません。

事実認定校がある都道府県は、ざっと数えたところ18都道府県。
主には首都圏に集中。
ということは日本国内の半分の県にはIB認定校がないことになります。

他県まで通学する?
認定校の近所に引っ越しする?

これでは時間面でも費用面でも、負担が非常に大きくなってしまいますよね。

そして思うに数が少ないから、価格競争(?)も起こらず
優位性を保ちながら学費も下がらないんだろうなぁ、なんて考えてしまいます。

 

現役IBママならでは感じる、もう1つの問題点

それともう1つ。
母親が感じる問題点と言いますか、疑問?、迷い?があります。

国際バカロレアのプログラムは非常にハードなのです。
学年が上がるごとに難しさを増し、勉強に時間を取られます。

常に自由研究のようなTASK(課題)に追われます。
英語での授業はしんどい部分もあります。

おそらくどの子もフラストレーションがたまっていると思います。

中にはノイローゼ気味になって学校に来れなくなる子もいます。
先生の方から日本語クラスへのコース替えを提案されることもあります。

非常に厳しい世界なのです。

 

さらにもう一つ上げさせてくださいね。

全体的に「体育」「運動」を軽んじているような気がします。
スポーツと学業を両立している子が案外少ないのです。
もちろん、どっちも頑張っているお子さんもいます!
でも、どちらかと運動に無関心な子が多いかも。(汗)

やっぱりこの時期、特に中学生高校生の時期にどれだけ体を鍛えたかが
将来の体力に関わってくるように思うのは私だけでしょうか。

スポーツからは精神的な部分でも学ぶことが多いと思います。
特にこの多感な時期に歯を食いしばって頑張ることや、
仲間の大切さを学んで欲しいなと思います。

この「体育=体を育てる」点もやはり気になります。

 

時々自分が子供の頃ってどうだっけな、と考えることがあります。

日が暮れるまで友達と自転車乗って公園に行って遊んでたな。
部活の後、仲間と寄り道をして時間を忘れてガールズトークしてたな。

なんて。

学校だけでは得られない体験。
無意味と言われてしまうかもしれないけど、
ゲラゲラ笑って楽しすぎた時間。

そんな時間がこの子たちにあるのかな?

ふと考えてしまうこともあります。

 

それでも国際バカロレアは必要か?

でもここで親が迷ってはいけないと思います。
私が子供の頃の高度経済成長期と今の日本はまったく違うものになっています。

私はのほほんと生きてきてしまいましたが、
ここまではそれなりに生きて来れました。

バブルが弾け、(確かあれは学生最後の年でした。)
失われた30年と言われるようになるまでの今。

のほほんと生きていくにはリスクが大き過ぎるでしょう。

多分これからは「普通」がなくなるんじゃないかと思います。
普通に生きていても、「普通」でいられなくなります。

そこで私たち親は、子供たちに何をしてあげられるのか。

自分で生きていける力をつけさせること。

これに尽きると思います。
これは私たち夫婦の共通認識です。

(私は時に甘さが出てしまって、よく主人に諭されます。)

だから我が家はやっぱり国際バカロレア教育です。

子供も親も大変だけど、やっぱりIBです。
これが我が家の選択。

たまたま通えるところに認定校があって、なんとか通わせてあげられるので、
このチャンスを活かしてもらえたら嬉しいです。

もう選択するのは子供自身ですけどね。

親の方も覚悟が必要だ… (汗)

   >>>国際バカロレア 親に求められる7つの覚悟