国際バカロレアには親の覚悟も必要だ!

国際バカロレアで我が子2人を学ばせている、IBママです。
普段は親として、大なり小なり(?)のお小言を連発している私ですが、
今日は自分自身を内省してみたいと思います。

私は国際バカロレア教育は素晴らしいと思いますが、軽い気持ちで始めたり
続けられるものでもないなぁ、と実感している次第です。

国際バカロレアを続けていくには、子供だけではなく親も覚悟が必要です!

腹を括らなければ、子供も親も辛い思いをすることになりますね。

ということで、どんな覚悟が必要なのか、まとめてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

お金の覚悟

お金については、このブログの中でも再三取り上げてきました。にわかには
信じがたいことなのですが、海外では公立のIB校が半数以上だそうなんです。

現在の日本ではインターナショナルスクールや私立高が中心だから、
国際バカロレア認定校に通わせるということは、非常に高額な学費を支払い
続けることが前提になっています。

毎月の学費が、5万なのか10万なのか20万なのか…
認定校によって違いますが、こんなご時世ですから、自分たちの老後の蓄え
に回したい気持ちがないわけではないですよね。(涙)

でも国際バカロレア資格を取得するには、高額な学費であっても認定校に
入学するしかないわけです。

子供にはまだ収入がないのですから、親が払うしかないですね。
親が学費を払い続ける覚悟が必要です。

「出世払い!出世払い」
これ、ママたちの間でわり~とよくつかわれるフレーズです。(笑)ってか、
笑えないけど。

関わる覚悟

ここで言う、関わるというのは決して干渉するという意味ではないです。

興味や時間を共有するということです。

例えば、子供から
「今回のタスクのテーマ、こんなだけど、どうしようかな~」みたいな相談
や独り言が聞こえてきたらチャンス。

関連するような話題を振ってみたり、本やURLを教えることもできます。

ヒントをどんどんばらまきます。

時には寄り添って時間を費やすことも必要かと思うのです。

隣に座って英単語の1つでも調べてあげることもありかなと思います。

また、IB資格取得のためには、それなりの勉強時間が必要になります。
ノー勉では残念ながらディプロマは取れません。

毎日の勉強の習慣をつけるところまでは、鬱陶しがられるかもしれませんが、
関わっていくことが重要ではないでしょうか。

教育者でもないのにおこがましいかもしれないですが、子供は無関心では
育たないように思います。

今うまくいっていることにも、苦労していることにも、関心をもって
寄り添っていくことが大切だと思います。

こうした時間や興味の共有のおかげで、自分自身が国際バカロレアで学んで
いるような気持ちになれますよ。

せっかくIBで学んでいるんですもの。親も関わりながら応援していきたいですね。

評価(成績)を理解する覚悟

いわゆる普通の日本式の勉強をしてきた私は、当初国際バカロレアの評価
(成績の付け方)には全く馴染みがなかったわけです。

実はけっこうこれは大きな問題で。

IB生の親御さんで、なんか成績の付け方がしっくりこないなぁ、と
感じられる方も多いのではないかと思います。

私達の頃とはまったく違うものです。

クライテリア(criteria)と呼ばれるIB独特の評価基準があって、これに
親も生徒も翻弄されます。(苦笑)

特に暗記など、知識を問う問題自体が少ないです。それよりも、その知識を
使ってどんなことができるのか、どんなふうに社会に利用できるのか。
自分で考え発展させていかなければなりません。

タスク(TASK)と呼ばれる、自由研究みたいな課題が年がら年中出されます
が、これも非常に重要です。

これが、なんといいますか、一見遊びのように思われるものもあって。(笑)

一生懸命やってるけど、それが漫画っぽい物を一生懸命描いてたりとかだと、
「はぁ~?単語の一つも覚えてよ」と言いたくなりますが、そこは我慢です。

国際バカロレアでは何が大切で、どんなことを求められているのかを理解し
応援してあげないと、子供は辛いことになります。

環境を整える覚悟

環境というのは学習環境のことですが、特に通信機器関連のことでお話したい
と思います。

とにかくIBの勉強はITに強い方が有利です。自前のPCと家庭内のWifi環境は
早めに整えてあげた方がいいと思います。

最初のパソコンはきっと壊すでしょうから、そんなに高価なものでなくてよいと考えます。

そしてmicrosoftのワード(word)とエクセル(excel)とパワーポイント
(powerpoint)は設定してあげてください。

MYPも年次が上がれば、ほとんどの提出物は、ワードやエクセルで作るよう
求められます。

また授業の中でプレゼンテーションする機会も非常に多く、パワポは必須!

調べ学習も多いので、家庭内でのwifi環境も整えてあげてください。

自前では難しいという場合…
先生に相談してみてください。学校で使えるものがきっとあるはずです。

もし親御さんがワードやエクセルなどを使えるなら、最初は使い方を積極的
に教えてあげるといいと思います。

まあ、子供は覚えるのが早いので、あっという間に抜かされる説もありますが。

特に文書の保存の方法!これは最初が肝心。ファイルに然るべき名前を付け
整理整頓する力を身に着けておくと、後々役に立ちます。

ある意味、日本式の受験を諦める覚悟

世界共通の大学入学資格が取得できるDPプログラム(日本の学年だと高2、
高3に当たります)ともなると、勉強も相当ハードになるようになるようです。

資格取得した卒業生の話としてよく聞くのですが、DPに上がったら、
「国際バカロレアの勉強に絞った方がいい」ということです。

いわゆる普通の国内大学受験の勉強と平行して進めると、どっちつかずで
時間の無駄!ときっぱり言っていました。

DPの勉強と、日本の大学受験勉強とはまったく異なるもの。

未練たらしく日本式の受験勉強をしても、どちらに対してもよい結果が
出ないとのことでした。

実際、暗記ものや重箱の隅をつつくような問題が解けても、
IBのためにはなりません。

近年、日本国内の大学でもIB資格が使える受験が増えてきています。

一口にIBが使える言いましても色々あります。推薦だったり、AOだったり。
対象者もIB資格者のみの場合もあれば、そうでない場合もあります。

もし国内の大学が希望なら、IBの勉強に集中し、資格をしっかり取って、
こうした受験を利用するとよいと思います。

途中で心配になって口出ししたくなる気持ちもわかりますが、
全国模試の成績がどーのこーのだとか言われても、DP取得にはあまり
関係がありません。

この段階で親がブレると、子供の負担が大きくなるだけです。

ある意味、日本式の受験を諦める覚悟が必要かもしれません。

親も学び続ける覚悟

IB教育においては、生涯にわたって学び続けるように呼びかけられています。

(1)IBの使命(The IB mission)

「IBの使命」は以下のとおりであり、国際教育プログラムを推進し、発展させることの総体的な目的が示されている。

国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

文部科学省HP 国際バカロレアの理念より

子供達には学び続けるよう求めておきながら、私達親世代が学び続けない
わけにはいきません。

子供が勉強しているのに、親がゲームやLINEばかりやっていては
示しがつきません。

子供からは常に厳しい視線が注がれますよ。
時には厳しい質問も来ます… ⤵

親も品格と教養と思いやりをもって、恥じない人生を全うしなければなりません。

我が子が将来海外で暮らすかもしれないという覚悟

私が一番頼もしくも思い、そして一方で寂しさを覚えるのは、この覚悟
なんです。

我が子が将来海外で暮らすかもしれないという覚悟。

国際バカロレア資格を取得したら、当然のことながら海外の大学に行く
ことになるかもしれない。

卒業後は、そのまま現地で就職するかもしれない。

もしかしたら、現地の方と結婚するかもしれない。

そしたら日本にはかえって来ないかもしれない。

海外となると、簡単に行き来できないかもしれない。

子供達には、世界のどこにいても生きていける力を身に着けること。

これが私達夫婦の子育ての最終目的ですから、世界を舞台に活躍できるなら、
世界のどこにいても幸せになれるのなら本望です。

でも、まだそんな状況になってもいないけど、想像するだけで寂しいなぁ。

 

しょうもないくらい、ちっぽけな母親です。(涙)

 

だから、だからこそ、
子供達と一緒にいられる貴重な時間を大切にしなきゃデスね。
生意気盛りな時期ではありますが。

 

ここまで読んでくださった貴方は
覚悟ができていますか?

 

以上、国際バカロレアで学ばせる親に求められる7つの覚悟をまとめてみました。