今日はうちの国際バカロレアクラスの雰囲気について書いてみたいと思います

当然のことながら親の私はクラスの中にいるわけではないので、すべてをわかるわけではありませんが、毎日の2人の子供達とのたわいない会話から見えてくるIBクラス像について触れてみたいと思います。

IBのクラスで良かった!自分の子がアトピーで悩んだとき

うちの子にはアトピーがあります。
調子のいい時と悪い時があり、調子が悪いと痛い時もあります。
顔や手首など、見えるところに酷く出ることもあります。

「今日はひどいから学校休もうかな。」ということもあります。
そういう時は「オッケー、学校に連絡しとくよ。じゃあその分家で勉強してね。(笑)」とお休みすることもあります。

でも本人は学校が大好きで、なるべく休みたくないと思っているみたいです。

クラスメイト達はこんなうちの子をどう思っているのかな、もしかしていじめられないかな…
と心配になることもありますが、うちの子本人も周りの子もあまり気にしてないような気がします。

悪い意味ではなく、人のことを気にしていないのです。

「なんで昨日学校に来なかったの?」
「なんでいつも長袖着てるの?」

とは聞かれません。

「そもそも人それぞれだし。」
「みんな違って当たり前。」

クラスの中であれこれ詮索したり、うわさを流す子はいません。
「人それぞれ」と受け止めているような気がします。

みんな違っていいじゃない。

国際バカロレアのクラスの雰囲気を一言で表すと、「みんな違っていいじゃない。」です。うちの子っぽく言うと、「違っていぃんじゃね。」

「みんなちがってみんないい」とは、金子みすゞさんの詩のようですね。

突出して頭のいい子も、そうじゃない子も
太っている子も、痩せてる子も
英語がペラペラな子も、苦手な子も
お金持ちの子も、普通の子も
日本人の子も、外国籍の子も
宿題の期限を守る子も、出さない子も
部活一生懸命な子も、帰宅部の子も
おしゃれな子も、疎い子も
幼稚園からいる子も、途中で編入してくる子も

お互いを認め合っている、そんな感じがします。
先生たちもそれぞれの個性を尊重してくれているようです。

プログラミング、映像、ゲーム、YouTube、スポーツ、バレエ、柔道、なぎなた、チアガール、乗馬、ピアノ、バイオリン、トランペット、アニメ、ヒップホップダンス、絵画、読書、料理、語学、かるた、クイズ選手権、留学、スピーチ、ディベート、ボランティア…

ちょっと思い浮かべただけで、こんなに思いつきます。
みんなの得意や趣味がキラキラ光っていて。ユニークな才能を持っている子が沢山います。

私の学生時代の、なんとなく画一的な生徒達の雰囲気とは明らかに違っているように思います。

うちの子供達は「今さら普通のクラスに行けない。」なんて言うくらい。
とっても居心地の良いクラスなんでしょう。

親としてはディプロマ資格を取って世界に羽ばたいて欲しい、もちろんそれもありますが、子供達がこういう仲間に巡り合って勉強できることが喜ばしいです。

いじめがないのは世界に目が向いているから?

自分の属している世界が狭いほど、人間関係も煮詰まってしまうように思います。
いつも同じメンバーでいると、比べたり独占したくなったり嫉妬心が沸いたりと、何かと厄介です。
一緒にいる子達と同じことをしなくちゃいけない雰囲気にもなりますよね。

例えば女子ならトイレに一緒に行くとか。(笑)
同じアイドルが好きじゃなきゃいけないとか。
男の子だったら、同じゲームをやらないと仲間外れにされちゃうとか。

本当にこういうのくだらない。

その辺り、国際バカロレア生達は違うように見えます。

「人に合わせるのじゃなくて、自分の好きなことに時間を使うべき」が基礎にあります。

例えば映画を見に行くとします。

母(私)「誰と行くの?」

子供「今日は誰誰と誰誰と…」

母「おっ珍しいメンバーだね。」

子供「この映画見たいって子が、そうだったわけよ。」

いつも一緒にいる友達と「ねぇねぇどの映画観る?」ではなく、「この映画観たいんだけど、誰か一緒に行かない?」なんですね。

つまり、自分の目的に合わせてメンバーを募るのです。

「こういうことしたいんだけど、メンバー募集!」
学校のアクティビティでも、ボランティアでも、プライベートでも、こうした傾向があるように思います。

だからみんなでとっても仲がいいんだけど、特定の子とばかりベタベタするという感じではありません。

そして学校の中だけに閉じこもらず、どんどん外へ出ていきます。地域のボランティアだったり、国際キャンプだったり留学だったり。そしてどんどん交流を通じて友達を増やしていきます。

今世界で起きている問題が見えてくるほど、近くの友達をいじめようなんて思わないはずです。
井の中の蛙がいくら威張っても無意味なことを彼らは知っているのです。

最後に1つさかなクンのコラムを紹介させてください。

広い海へ出てみよう 東京海洋大客員助教授・さかなクン 朝日新聞デジタル

海の中で仲良く群れを成している魚も小さい水槽に移すといじめが起こると、中学校時代に自身がいじめられた経験とともに述べられています。

小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。